取り急ぎあらすじのみアップしておきます。
いつものように英語字幕からのあらすじです。

第19話あらすじ！

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「ホ・ギュン先生の名声は
山中に一人暮らす私でも聞いていますが.
どうしてここまで私を訪ねていらしたのですか？」
「私は小説を一つ執筆中なのです。主人公がホン・ギルドンという者で、
道術に長けていて、その道術を使い難しい民たちを救う、そんな人物です。」
「それで？」
「先生が道術を使うと聞きました。
どうしても小説の中の人物は実在の人物ではなく虚構ですので、
実際にその道術を使う方に直接お目にかかり、
その不思議な光景を直接調べ、小説に盛り込みたい欲心で
こちらまでやってまいりました。」

その瞬間姿を消すミンジュン…、ホ・ギュンは信じられない光景に、
「あっ！ 恐ろしいことを、どうしてですか？」
「こういうことをおっしゃっているのですか？」
「いかにも…いかにも。驚くべきことです。
あの…、夢なのか現実なのか、一度触って見ても…、あぁ…。
私は、遁甲術だの縮地術だのそういうものを研究中なのですが、
ただいま見せてくださった東海きらり西海きらり（동해번쩍 서해번쩍）
これは一体どのような道術に属するものなのですか？」
「私は道術を使う者ではありません。」


「いやいや、これはまさしく道術…。でなければ、特別な存在に違いありません。
私の小説の中に出る人物とも通じる面があるようで…。」
「そうではありません。先生の小説の中に出てくる人物は義心が強く、
自分が持つ才能で多くの人々を助けるようですが、私はそうではありません。」
「理由をお聞きしてもよろしいですか？
このような才能を隠し、存在しないかのように隠れて生きるより、
世の中に出て、苦しむ民を助け希望を与えるほうが…。」
「私の正体を現わし、助けてみたこともありますが、
彼らにとって、私は皆とは違う化け物であるだけでした。
そんな愚かな所業はもうしないことにしたのです。」
「もし、先生が心より愛する人のためなら、その人のためだとしても、
正体を現わして助けてあげませんか？」
「残念ながら、私には愛する人はおりません…。」
「今はそう言っても、この広い世の中長い歳月を生きていれば、
いろいろな人々に会うはず、そういう人も現れるのではありませんか？」
「そのようなことはあり得ません。それにもうひとつ、
私はずっとここに留まることができる存在ではありません。
時が来れば、元々いたところに帰ることになっています。
それに、いくら長い年月を生き多くの人たちに会うとしても、
その誰かに、この心をすべて投げ出すようなことはありません。
私はそれほど愚かではないのです。」

星から来たあなた　19番目の記録…。

ミンジュンの日記の最後、衝撃のフレーズを読んでしまうソンイ…。
「このまま地球に留まれば死ぬ」という事実に、ソンイは涙が止まらない。


ソンイは、事実を確かめようとチャン弁護士を呼び出し話をする。
「アボニム…。」
「違います。アボジじゃないことご存知でしょう。」
「ト・ミンジュンさんが言ったんです。本当のアボニムのような方だって…。
この前、ト・ミンジュンさんが具合が悪くなったときに、おっしゃったでしょう。
3ヶ月で戻らなきゃならないって。どうしてああおっしゃったんですか？
ト・ミンジュンさん、どこへ帰るんですか？」
「知っているのにどうして聞くんですか？」
「まだ現実のことのように思えないんです。
ト・ミンジュンさんが消えて、また突然現れたり、そういうものを全部見たのに、
他の星の人だなんて、私まだ信じられないんです。
その上、自分の星に戻らなければならないなんて…。」
「事実です。」


「ト・ミンジュンさん、私にこう言いました。
帰らないって…。帰らなくても大丈夫だって…。
ところが私、ト・ミンジュンさんの日記帳を見てしまったんです。
そこに、こう書かれていました。帰らなければ死ぬと…。」
「すでに以前とは大きく変わってしまいました。
寒いこと暑いことを全然感じませんでしたが、
最近は、しきりに寒さを感じて、持っていた能力も急に消えてしまって…。」
「それじゃ、本当に行かなければ…、死ぬんですか？
それじゃ、あの人は死ぬかも知れないのに、
私のそばにいることにしたんですか？どうして…。」
「それほどまでチョン・ソンイさんが大好きだからじゃありませんか。
チョン・ソンイさんが先生を好きになるずっと前から、本当に好きだったんです。
チョン・ソンイさんが思ってるよりずっとずっと好きなんです。
チョン・ソンイさんの心を傷つけるのが嫌で、
そうならないよう本当に努力していました。
私も何度も止めようとしましたが、何ができましょうか。
命まで投げ出しても、そばにいたいと言うのに…。」


ミンジュンは、フィギョンのところに…。
そこには酔ったフィギョンが。
「ハーイ、ト・ミンジュンさん！
誰もドアを開けてあげなくても入って来るなんて、スゴイな。
ところで、ト・ミンジュンさんの正体は一体何なんだ？魔法使いか？」
「そんなことを聞くためにここに呼び出したのか？」
「あんたの能力はどこまでできるんだ？12年経っても顔もそのまま…、
瞬間移動もできるし、手を使わずドアを通り抜けることもできる。
俺が15年かかっても手に入れられなかったチョン・ソンイの心まで手にして…。
すべて持ってるじゃないか、ト・ミンジュンさん。
俺はあんたが羨ましいよ。」
「私は、君が羨ましい。」


「俺が羨ましい？俺は、俺の肉親は、俺が愛する女性を殺そうとし、
俺の長兄を殺したんだ。その日、長兄が死んだ日、
俺がこの手で長兄にそれを持って行ったんだ、俺が…。」
「君の過ちじゃない。」
「これが世間の人たちに明らかになれば、アボジ、オモニがどれだけ辛いか…。
俺たちの家はどうなるだろうか。」
「気持ちはわかるが、隠すわけにはいかない。
今、イ・ジェギョンは、イ・フィギョンさんに悪感情を向けているんだ。
そうなると、チョン・ソンイにまた危害を加えるかもしれない。」
「だから、あんたを呼んだんだ。俺はどうしたらいいのか、
それを聞くことができるのがあんただという事実は嫌だが、
答えてくれ、俺はどうしたらいいんだ？」


帰宅したミンジュンは、ソンイのメモを。
『今日は疲れたから、とりあえず帰るわ。
ト・ミンジュンさん、明日会いましょう！』
「そうだな、明日会おう。」と呟きながら、ポケットから指輪を取り出すミンジュン。


洗面所で、チャン弁護士の言葉を思い出し涙するソンイ…。


スポーツジムでランニングするジェギョン…。
通りがかった女性たちが彼の話を…。
「S&Cの後継者ですって。このごろ、あの男性のために来る女性も多いそうよ。」
「それだけじゃなくて、性格もすごくいいんですってよ。」

そこにジェギョンに電話が…。
『助けてくれ、ジェギョン…。』という長兄の声に、
慌てて更衣室に戻り電話を掛け直すジェギョン。
「お前、ト・ミンジュンか？」
「違う、俺だ。あんたが殺した男の弟、イ・フィギョン。」
「フィギョン、お前、一体何を持っているんだ？
ヒョンが説明しよう、お前今どこにいる？」


こうして、ジェギョンはフィギョンのホテルにやって来る。
酔ってふらふらのフィギョン…。
「あの女が渡したのか？ヤン・ミンジュ？どこからそんなものが出てきたんだ？
全然知らなかった…。7年間あんな罰を与えたのに、
俺を何のためらいもなく欺くあの女…。だから、俺は優しい心を持てないんだ。
気に障ったらすぐに始末しないと、事が面倒になるから…。」
「だから、あんなことしたのか？長兄とハン・ユラと…、何人だ？」


いらいらとフィギョンを待つミンジュ…、そこにセミが。
「セミさん、フィギョンと親しいんでしょ？」
「はい、どうしてですか？」
「私が余計なことを言ってしまって、坊ちゃんが危ない目に遭うんじゃないかと…。」
「どういうことですか？」
ミンジュから事情を聞いたセミはすぐに電話を。


フィギョンの部屋…、ジェギョンは言う。
「ヒョンは、お前にには何の悪感情はない。
俺の言うことをちゃんと聞けば、お前には何もしない。」

しかしジェギョンは、懐から銃を取り出しフィギョンに向ける。
「さっき、ヒョンに聞かせたのは何だ？どこにある？」
「知らない。」
「コメ…、お前がもしここでヒョンの言葉を聞かないと、
お前は酒を飲みながら麻酔銃で自殺した悲運のS&Cの王子になる。
これは、お前の名義で購入したんだ。俺は一足遅くこのホテルに会いに来て、
急いで病院に連れて行くが助けられなかったということになる。
どこだ？録音ファイル…。それとヤン・ミンジュ…。
いいだろう、それを探すのは、お前が消えた後でも可能なことだ。」


そのとき突然消えるジェギョンの銃、そこにミンジュンが。
「あぁ、俺の弟が支援軍を呼んだんだな。」
「自首しろ。自首すれば、少なくとも最後は監獄に入なくて済む。
そして、二度と俺たち家族の前に現れるな。」とフィギョン。
「ト・ミンジュン、こういうことはしないことにしたんじゃないのか？
大きな過ちを犯しているんだぞ、今。」
「言いたいことは、人の前で言うんだな。」


ミンジュンは、ジェギョンを連れてロビーへ瞬間移動、そこにユ検事が。
「イ・ジェギョンさん、殺人罪、殺人教唆、そして不法監禁の罪で緊急逮捕します。」
「今、間違いをなさっているようです。弁護士を呼んでください。
何の証拠もないのに…。」
「先ほどイ・ジェギョンさんがいた部屋にはCCTVがありました。
イ・フィギョンさんが設置しておいたんです。もちろん先ほどの状況も撮られていました。」
「あぁ、さっきあったこと…。あれは、ただ弟を脅かしただけのことで、小さな諍いですよ。
結果的に、弟には何の危害も加えていません。
それなのに、殺人罪、殺人教唆とは…？」

そこにパク刑事が、ジェギョンの手下を連れて来る。
「ワイヤー事故の後、イ・フィギョンさんの情報提供で、
イ・ジェギョンさんの秘書を捜しました。危なく逃すところでしたよ。」


ホテルの前には大勢の報道陣が待ち受けていた。
不敵な笑みを浮かべるジェギョン…。
「記者も呼んだのか？よくやった。放送局も来ているのか。
動画の撮影もいいな。
フィギョン、俺は最初からお前に麻酔銃を撃つ気などなかったんだ。
その代わりに他の装置を用意しておいたんだ。
お前が俺の話を拒絶できないような他の装置を…。
チョン・ソンイが一番好きなワイン、シャトー・ペトリス93年産…。」
「どういうことだ？」とミンジュン。
「チョン・ソンイがよく行くワインレストランを予約しておいた。
ト・ミンジュン、お前の名前で…。
チョン・ソンイは、お前に招待されたと思い、今そこにいるはずだ。
おそらく今頃チョン・ソンイの前にワインがきているだろう。
自分が一番好きなワインじゃないか、注がれたらすぐ飲むんじゃないか？
もちろん、それを飲んだ後何が起こるか、俺は知らない。」


ジェギョンの首を締め上げるミンジュン…。
カメラマンたちは一斉にシャッターを…、止めるユ検事…。
「今、こんなことしてる時間があるのか？今頃、それを飲んでるぞ。」とジェギョン。

フィギョンはソンイに電話をするが、ボーイが隠した携帯電話にソンイは出ない。


「お前よくやってるじゃないか。消えてみろよ。
チョン・ソンイを助けるには、その方法しかないぞ。あ～、できないか…。
それをやるには人目が多すぎるな。」


ミンジュンは、ジェギョンを報道陣に投げ飛ばし、時間を止めて瞬間移動する。
しかし、時間はすぐ戻り、騒ぎ出す報道記者たち…。
「今男が消えたでしょ。空中に！」
座り込んで不敵に笑うジェギョン。
「ト・ミンジュンは、ソンイを助けられないさ。」
たまらずジェギョンを殴り始めるフィギョン…。
「貴様、人間か？殺してやる、殺してやる！」


ミンジュンは、ソンイのいるレストランへ…。
突然現れたミンジュンに驚く客たち…。
既にワインを飲み酔った表情のソンイに、「大丈夫か？」とミンジュン。
「うん！でも突然どうしたの？人が見てるじゃない…。
あぁ、私の身体ちょっとおかしいわ…。」
立ち上がろうとしてそのまま倒れるソンイを抱え込むミンジュン。
周囲の客がソンイに気づき写真を撮り始めるが、
ミンジュンはそれに構わず病院へ瞬間移動してしまう。


「DI（Drug Intoxication：薬物中毒）の患者です。胃洗浄の用意を！」
と看護師に指示するミンジュン。
「今先生がいらっしゃらないので、ちょっとお待ちください。」
「そんな時間はないんだ！」と叫び、自分で処置の用意を始めるミンジュン、
そこにやって来た医者に声を掛けられたミンジュンは、
超能力を駆使し、彼らを遮断してしまう。
警察を呼ぶよう看護師に命じる医師。


『ソンイがレストランから消えた…。』という記事を見たセミは、
ボムに、ハングク病院へすぐ行くようにと…。

事務所で食事をしているチャン弁護士に、ニュースを知らせる職員。
「これ、弁護士が事務所に連れてきた方じゃありませんか？」

ソンイの家…、飛び出して来たユンジェは、ソンイ母に、
「オンマ、ソンイが救急室に運ばれたんだ！」と。
「また？一体何度運ばれるのよ！今度は何なの？」


何とか意識を取り戻すソンイ…、周囲には大勢のカメラマンが。
「大丈夫か？」
「人が多くてうるさいわ。誰もいないところに行きましょう！」
「あぁ、そうしよう。」
ミンジュンは、ソンイを抱きかかえるとその場で瞬間移動を…。
「消えたぞ！」と騒ぎ出す報道陣…。


二人はツバキの花が咲く小道に…。
「ト・ミンジュンさん、ここはどこ？」
「ちゃんとしたところに来たな。どこまで行けるか初めて心配だったんだ。」
「どこなの？」
「誰もいないところに行きたいと言ったじゃないか。ここは誰もいない。
君と私だけの場所だ。」
「本当に？」
「誰か見えるか？」
「ここってひょっとしたら、ト・ミンジュンさんの星なの？外界行星とか…。」
「あぁ…。」
「ホント？ホントに？」
「そう言ってるだろ。」
恐る恐る足を踏み出すソンイ…。
「でも、私大丈夫なの？身体が浮いたりとかしないわ。
私、ホントに大丈夫だわ。息もできるし、浮かんでもいない。
私、大丈夫よ、ト・ミンジュンさん。」


「バカなのか？どうしてここが外界行星なんだよ。どれだけ離れているか知ってるか？」
「違うの？」
「違うさ、もちろん。それに、本当に惑星だったらどうするんだ？」
「どうするって、生きるのよ。私、息さえできればそこで暮らすわ。
私って適応も早いし、私くらいの美貌なら星に行っても落ちないでしょ。
人気が出るわそこでも。何があろうと生きていくわ。
それで、ここはどこなの？」


誰もいない場所ではしゃぎまわるソンイ…。
「誰もいないのよ！警察も記者も人もいないの、誰もいないのよ！
私はチョン・ソンイよ。捕まえてみなさいよ！
この人は宇宙人よ～！この人も捕まえて～！
私たち、一緒にいるの。ここで一緒に暮らすのよ。ここで二人っきりで！
元気に生きるわ～。」

「ト・ミンジュンさんもやりなさいよ。」
「何を？」
「やってよ、私がしたみたいに…。」
ミンジュンは恥ずかしそうに声をあげる。
「元気に生きるぞ、私たち二人で！」


水道で顔を洗ったソンイに、コートをかけてあげるミンジュン。
「私たち、写真撮ろうか？撮りましょうよ、顔も洗ったし…。
携帯電話あるでしょ？ちょっと出して。」


散歩していたソンイは、ユニークな木を見つける。
「あら、変わった木だわ。」
「連理木だ。2つの木が絡み合って1本のように育つんだ。
これはツバキ、あれはクスノキ？。」
「同じ木じゃなく種まで違っても可能なのね。羨ましいわ。
死ぬまで一緒にいられるってことでしょ。写真撮ろうか？」
「またか？もういいだろ。」
「残せるのは写真しかないのよ。」


手をつないで歩くふたり…。
「今頃大騒ぎになってるわ。」
「たぶん…。」
「ト・ミンジュンさんが来た星とここ地球では時間の流れが違うって…。
私たちもここでそうしましょう。
ここで私は、国民に嫌われるチョン・ソンイじゃなくて、
ト・ミンジュンさんも見つかってはならない宇宙人じゃないの。
だから、ここにいる間は、他の世界のことは何も心配しないようにしましょう。
ト・ミンジュンさん…。」
「あぁ、チョン・ソンイ。」


「愛してるわ。あなたがこの星で暮らすなら、私もここで暮らしたい。
あなたが他の星に行くと言うなら、私もついて行ってそこで暮らしたいくらい、
愛してるわ。
あなたが今にも消えてしまいそうで心細いけど、
私たちがこうして一緒にいる時間を、永遠に止められるのなら、
私の魂まで売りたいくらいよ。
こんな私の心はとっても辛くて、ときどきあなたに会わなければと、
そんなことも考えるけど、それでも時間を戻しても、私はまたあなたに会うし、
またあれこれ喧嘩するし、あなたに恋して愛するわ。」
「そうか…。」
「何よ、私がここまで話しているのに、それで終わり？
女性が恥ずかしいのをガマンして話したんだから、もっとちゃんとした答えを…。」
ミンジュンは、彼女の言葉を遮りキスを！
結果として、また気を失ったミンジュンを抱えて運ぶことになるソンイ…。


インターネットでは、ソンイとミンジュンの話題でもちきり…。
事務所でPCの画面を見つめるアン代表たち…。
「最初からおかしいと思っていたんだ。」と言う代表に、ボムは、
「他の記事が埋もれてしまったのですが、S&Cのイ・ジェギョン常務が、
ハン・ユラ事件の容疑者として逮捕されたんです。
うちのソンイヌナを復帰させるなら、今じゃないですか？」
「そうか？」と代表。
「これまで不当に攻撃されてきたことでの同情説も強いんです。
そこに今日の事件ですから、関心が半端じゃありません。
まだ私たちの所属だと思っているようで、広告主からの電話も…。」
「本当か？」
「うちのソンイヌナは、スキャンダルも格が違いますよ。超能力者と恋愛だなんて、
とっても神秘的に見えるじゃないですか。」とボム。
「一般市民も同じ考えだよ。」
「うちのソンイは今どこにいるんだ？
現場でスタッフもいないと聞いて心配していたんだ。私が何かしてあげなきゃと…。
戻ってきたら、すぐ連絡しないと…。」



テレビのニュースを見つめるチャン弁護士。
『ソウルの真ん中で信じられない事件が起こりました。
チョン・ソンイさんのマネージャーであるト氏が、チョン・ソンイさんと消えたのです。
二人は、大勢の人の前から煙のように消え、
SNSに目撃者の証言がアップされました。宇宙人説やマジックなど…。
この状況について、科学者はあり得ないことで
事実を受け入れられないと述べています。』

テレビを消すチャン弁護士…。
「これで満足ですか？幸せですか？」


コテージで目を覚ますソンイ…。
「いつ起きたの？」
「さっき…。疲れただろ、もう少し寝てろよ。」
「いいえ…。熱は下がったみたいね。
それでも、最初よりよくなったと思うわ。適応してきたんじゃない？
私たち、写真撮ろうか？」
「また？お腹空いてないのか？」
「空いたわ。」


ラーメンを食べる二人…。
「ところでト・ミンジュンさん。私たちの赤ちゃんは何人がいい？」
「えっ？」とむせながら聞きなおすミンジュン。
「いえ、少しずつ計画立てなきゃいけないでしょ？何人がいい？」
「7人？」
「7人は、ちょっと多すぎない？」
「昔はみんなそうだった。7は普通で、12人生む家も多かったと…。」
「そう…。それじゃ、娘4人に息子が3人？」
「娘7人！」
「どうして娘ばかり7人なの？」
「私は娘が好きなんだ。息子はうるさいだけだ。」
「わかったわ、考えてみるけど、私の思い通りになることじゃないじゃない。
息子が途中で生まれたらどうする？」
「仕方がないだろ。生まれたら、育てなきゃ。」
「でも、子供が7人だと、今の住まいじゃだめでしょ。」
「おそらくな。」
「ソウル郊外とか田舎みたいなところ、アパートよりは家、庭のある家…。
私のイモが、ピョンタクで庭のある家に住んでるの。とても手がかかるけど、
アパートよりそっちがいいわ。
私たち、仔犬も何匹育てる？」
黙ってソンイの顔を見つめるミンジュン…。


「どうしたの？」
「いや。私も庭のある家がいいと思う。犬もいいな。」
「でしょ？ところでト・ミンジュンさんは、私に何か言うことないの？
いえ、ト・ミンジュンさんは一度も自分の心を話したことがないでしょう。
好きだとか、愛してるとか…。」
「ラーメン食べろよ。」
「私は何度も言ったわよ。さっきも言ったし…。えっ？えっ？」
無視してラーメンを食べるミンジュンを、カメラに収めるソンイ。
「ラーメンを食べている姿もセクシーだわ。」


留置所に入れられたジェギョン…。


息子を助けようと必死に電話で指示を出すイ会長…。
そこにフィギョンがワインを持ってやって来る。
「こんなことをしたくらいで、ヒョンの席を奪えると思ってるのか？
お前のヒョンは、大事を成し遂げる男だ。
こんな些細な傷で、彼を破滅させられると思うのか？
こんなことをしたって、ヒョンのものは何一つお前のものにはならん！」
「何も必要ありません。僕は、ヒョンのしたことを覆い隠さないでと言ってるんです。
ヒョンは多くの罪を犯しました。今日は、ソンイを殺そうとしたんです。」
「まともな話をしろ！お前のヒョンに何が欠けているというのだ？」


聞く耳を持たない父に、フィギョンは持ってきたワインをグラスに注ぐ。
「今日、ヒョンがソンイに飲ませようとしたワインです。
幸い、ソンイはそんなに飲みませんでした。
飲みます、僕が…。僕がこれを飲んだら、信じてくれますか？
イ・ジェギョンは躊躇いもせず自分のために人を殺す怪物なんです。」

グラスを口に運ぶフィギョン、イ会長をそれを奪い投げ捨てる。
「もしお前のヒョンが、チョン・ソンイにそんなことをしたのなら、
何か理由があるはずだ。あの子が何かしたに違いない。
何の理由もなくそんなことをする子じゃないんだ、うちのジェギョンは。」


フィギョンは、ボイスペンの再生ボタンを押す。
『助けてくれ、ジェギョン。』
「誰の声か、覚えているでしょう？アボジ。申し訳ありません。」
父の前に跪いたフィギョンは、その続きをイ会長に聞かせる。

『酔ったんじゃなくて麻痺がきているんだ、クヒョン。
すぐに手足の力が抜けて、動かすのが難しくなる。
呼吸が速くなり、舌がマヒして最後は深い眠りにつくんだ。』
『一体何を言っているんだ？』
『そして、高速道路の真ん中で発見されるんだ。
飲酒運転で死亡ということになる。』
『ジェギョン、お前…。』
『ずいぶん前から、ヒョンがいなければと考えていたんだ。
あまりにも邪魔だから…。
アボジは、俺がヒョンより遅く生まれたという理由だけで、
俺には何のチャンスもくれなかった。』
『助けてくれ…。』
崩れるように椅子に座り込むイ会長…。
「申し訳ありません、アボジ…。」とフィギョン。


父親を連れてソンイの家に戻ったユンジェとソンイ母…。
「もう一度電話してみてよ！」
「切れてるって言っただろ。」
「一体どうなってるの？うちのソンイをどこへ連れて行ったのよ。
あのトマネージャーの奴…。」
「心配するなよ、オンマ。うちのミンジュンヒョンは、
ヌナを危険な目に遭わせるような人間じゃない。」
「そうだよ、ソンイオンマ。私も会ったがいい人間だった。」
「そんないい人が、なぜソンイを連れて消えたのよ！
どうして電話してこないの？」
「さっきニュースを見なかったのか？
死にかけたヌナを胃洗浄して助けたのは、ミンジュンヒョンじゃないか。
人が集まって来たから、避けるより他に仕方がなかったんだ。」
「それが何よ、彼は医者なの？」
「ソンイが好きな男だ。無事に戻ると信じて、待ってみよう。」
「もう生きていられないわ…。
で、あなた、洋服それひとつしかないの？」


夜の海岸を散歩するソンイとミンジュン…。
「ト・ミンジュンさんが住んでいた星はどこなの？」
「ここからは見えないさ。」
「ここから見えないの？それじゃ、どこなら見えるの？」
「なぜだ？」
「ただ、知りたいなと思って…。南なのか北なのか…。
あそこ？それともこっち？」


焚火の前に座る二人…。
「寒くないか？」
「温かいわ。ト・ミンジュンさん、私たち毎年夏にここに来ましょう！」
「そうしよう。」
「私たちの7人の子供、5匹の犬と…。
ずっとずっと後には私たちの孫たちも…。
遠い海外とか行く必要ないわ。私たちここに来ましょう。」
「そうしよう。」
「はぁ、大家族になるわね。子供たちを食べさせるためには、
私たち、仕事頑張らなくちゃいけないわ。
ト・ミンジュンさんは講義、私は助演でも端役でも次々にやって…。」
「そうしなきゃな。やろう。」
「約束よ！」
「あぁ、約束する。」
「私に歌を歌って。一度も歌ってくれたことないじゃない。」
「何の歌だ？」
「私がト・ミンジュンさんのことを考えると思い浮かぶ歌。
ト・ミンジュンさんも、チョン・ソンイを思うと思い浮かぶ歌。
私たちが、いつまでも思い出せる歌、そういう歌…。」

별이 유난이도 밝은 오늘 이시간이 가면
그대 떠난다는 말이 나를 슬프게 하네
이밤 다 가도록
아~~ 행복했던 시절 말은 우리들의 약속
자꾸 귓가를 스쳐 나를 슬프게 하네
그대 잘못 아니에요 왠지 울고 싶어져요
나는 너무나도 파아란 꿈을 꾸고 있었 어요

임병수 약속


「ありがとう！」とソンイ…。
ミンジュンは彼女の前に跪く。
「チョン・ソンイ、君の聞きたい言葉を全部は言えないかもしれないが、
君が夢見る未来、私が君とそこにいたいのは事実だ。」
そして、彼はポケットから指輪を取り出しソンイに…。
嬉しそうに、指にはめてとせがむソンイ…。

「この子供っぽいプロポーズ、これが受けたかったの。」
「私は、こんな子供っぽいプロポーズをするとは思わなかった。」
「完璧に幸せよ。」と涙を流すソンイ…。

「ト・ミンジュン…。」
「どうした？チョン・ソンイ…。」
「私の愛するト・ミンジュン…。」
「何だよ。」
「私たち、夢から覚める時間よ。あなた、私のために、どこかで存在してちょうだい。
私のために、死なずに、どこかで生きていて。
だから、行って、あなたがいたところに…。」


エピローグ！

朝鮮時代、ミンジュンと話を終えたホ・ギュン…。
「お話よくわかりました。忘れられない経験になるようです。
私の小説を書くにあたっても、閃きを与えるとても貴重な時間でした。」
「それなら幸いです。」
「行く前に、一言申し上げてもよろしいですか？」
「どうぞ。」
「私には予知力があるのですが、私の見たところ先生は、
こちらを離れる前に、必ず心から慕う女人と出会うことになります。
そして、その女人のために、先生が持ったすべてを捨てることになるようです。」
「どのような理由でそのようなことを…。」
「もともと愛という感情は意地悪で、それを信じない人には、
もっともっと強力で身動きできない方法でやって来るからです。」