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第20話 3月15日 42.3%(TNmS全国)
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終わってしまいましたね。
呪術を軸に、王宮ロマンスを描いたなかなか興味深い史劇でした。
序盤、あの黒魔術のような煙が登場したときには、一瞬「えっ!?!」と思いましたが、
その後はそれほどの違和感もなく^^。
悲喜こもごもの内容も楽しめるものだったと思います。
ただ20話は何だかちょっと短かったかな^^。
中盤ちょっとダラけた印象だったのに、最終回は大盤振る舞いし過ぎて大忙しの展開!
それに関しては批判記事も目立ちました。
ニュース記事にもありましたが、あと2回だけでも伸ばしていれば、
こんなに慌ただしい最終回にならずに済んだかもと、私もそんな印象を受けましたね。
それほどさまざまな内容を詰め込んだ20話でした。
そんなふうに毎回あれこれ批判されながらも、ここまで人気となったドラマも珍しいのでは!?!
だいたいちょっと数字が上がると延長が決まる韓国ドラマで、
このドラマだけは、きっちり20話で終了したのには、何か理由があったのでしょうか。
個人的には、もちろんハッピーエンドのほうが好きですが、
ヤンミョンの壮絶な死、そしてあれほど多くの血が流れたにもかかわらず、
すんなりハッピーエンドというのも、気持ちの切り替えが難しかったです。
せめて、反正の部分は19話にすべて盛り込んでしまっていたら、よかったのではないかと…。
原作通りだそうですが、あのヤンミョンの死もちょっと不可解…。
ヨヌが手に入らぬのなら、生きていても仕方がない!?!
王の座を巡る争いに終止符をと言っても、現王はフォンですから、
そんなことにはならないでしょうし、生きていてもよかったのにと。
今さらですが、そんなことも思いました。
いずれにしても、キム・スヒョンくんや助演の素晴らしい演技に魅せられて、
20話それなりに楽しむことができました(^^)
ただ、振り返ってみて、これが最高の史劇か?と聞かれたら返事に困るところ…(・・;)
中盤の進行がスローだったこと、ヒロインのハン・ガインの魅力が結局わからなかったこと、
子役時代のインパクトが強すぎたことなど、いろいろ思いつきますが、
あくまでもそれは私個人の好みの問題で、数字を見れば素晴らしいドラマだったのでしょうね^^。
ヒョンソン役のチョン・ウンピョには最後まで楽しませてもらいました。
子役のキム・ユジョンちゃん、ヨ・ジングくん、そして主役のキム・スヒョンくんは熱演でした。
これからも大いに期待できそうです(^^)
さて、最後のあらすじです。
字幕抜けが多かったので、最後なのに妄想全開あらすじとなりました(´;ω;`)
最終話あらすじ!
講武当日、 宗親と大臣たちを従え宗廟に向け出発するフォン。
しかし、そこにはデヒョンらの命を受けた兵が。
反乱軍の先頭に立ち、フォンに剣を向けるヤンミョン…。
それをじっと見つめるデヒョン…。

<回想シーン>--------------------------------------------------------------
デヒョンはヤンミョンに言います。
「主上の首を大監に差し上げましょう。」
「そなたは、私に主上を殺せと言っているのか?」
「軍士たちの士気を高めるためにも、決意を我々に示していただく必要があります。」
「私の剣を兄弟の血に染めれば、私を王と認めると言うのか?」
「元々朝鮮という国は、姻戚の血の上に築かれた国ではありませんか。」
「私の決意を確認するちょうどよい機会だと…。悪くない考えだ。喜んで引き受けよう。」

----------------------------------------------------------------------------
デヒョンは、叫びます。
「殺すのだ!周の国が天命を賜り、殷の王を退けたように、
我々も天の命を受け、非道な王を廃位するのだ!早く王の首を討つのです。」
睨みあうフォンとヤンミョン…。
<回想シーン>--------------------------------------------------------------
「何を躊躇っているのですか?早く私を殺して下さい。」と言うフォンに、剣を下ろすヤンミョン。
「今日、機会を逃したのはヒョンニムです。ですから次の機会を探さないでください。」
「いや、もう一度私に機会はあるはずです。まさに逆謀の現場で…。
逆謀のときが訪れたとき、私がどう行動するか、それを事前に試したいとは思いませんか?
お話し下さい。殿下は何を計画していらっしゃるのですか?」
----------------------------------------------------------------------------
「何を躊躇っているのですか?大監!天命に逆らう暴君です。断罪の意味で首を!」とデヒョンの声。
しかしヤンミョンは、突然フォンから剣を外し、反乱軍に向かって行きます。
<回想シーン>--------------------------------------------------------------
フォンとヤンミョン…。
「私は、狩りをするつもりなのです。あの子の死に至らしめた者、その死を利用して欲を満たした者、
罪のない命を犠牲にさせた者、この国と国の民より自分の利益を優先する朝廷官僚、
そのすべての者を一網打尽にするつもりなのです。」
「ただ黙って見ている彼らではありません。」
「わかっています。私が断罪を放棄しなければ、彼らは反逆を謀るでしょう。
そしてヒョンニムを訪ねて行くはずです。」
「それで、私は何をすればよろしいのですか?」
「彼らの名前が書かれた名簿が必要です。
彼らを排除しない限り、ヨヌは一生危険の中で生きなければなりません。
そして、この国は亡国の道を進むようになるでしょう。」
「どうして私を信じ、そのような危うい発言を繰り返すのですか?」
「私はたった今、ヒョンニムに命をかけました。」
「逆謀は違います。」
「もちろん、選択はヒョンニムがなさることです。」
----------------------------------------------------------------------------
階段を駆け上がるフォン、ヤンミョン、現れた軍士たちが二人を守ります。
逆に包囲されるデヒョン一派…。
太鼓の音と共に、さらにフォンを守る兵士が駆けこんで来ます。
「これから狩りを始める!」というフォンの声に、デヒョンたちに襲いかかる兵士たち…。
ヤンミョン、ジェウンもそれに加わります。

負けじと声をあげるデヒョン…。
「王とヤンミョンの命を奪った者は、反正功臣となるのだ!」
逆謀をポギョンに知らせにかけ込むチョン尚宮…しかし、ポギョンの姿はなく…。
ぼんやりと宮殿の外を歩くポギョン。

『殿下、お父さま、血が見たいのですか?
お二人のどちらが勝者になるのかはわかりませんが、私が廃妃となることだけは間違いないでしょう。
殿下に初めてお会いしたその日から、私の願いはただひとつ、殿下の聖心だけでした。
だから、私は最後まで中殿として、殿下の女人として死んでいきます。」
死闘を繰り広げるデヒョン、そしてヤンミョン、ジェウン…。
「ヤンミョンを斬り、名簿を取り返すのだ!」とデヒョン。
「名簿は私の懐にある。私を殺してから、持って行くがよい。」とヤンミョン。
次々に倒れる反乱軍…、そして一人残ったデヒョンに、矢を射るフォン…。

それでも立ち上がり剣を持つデヒョンに、ヤンミョンが止めを刺します。
笑みを交わすフォンとヤンミョン。
そのとき、ヤンミョンの後ろに一人の男が…。
「ヒョンニム!」と叫ぶフォン…。
その声に、男を振り返り何かを感じたようにフォンのほうに向きなおるヤンミョン。
『殿下、私の愚かな選択をなにとぞお許しください。空に太陽はただひとつ…。
これ以上私のことで混乱がないようにいたします。』

ヤンミョンは、槍を持つ男のほうを向くと剣を下に落とします。
ヤンミョンの身体に突き刺さる槍…。
空を見上げるノギョンとチャンシル…。
二人は、二つの太陽が一つになる瞬間を目撃します。

「オラボニ…。」とチャンシル…。
ヤンミョンの傍に座り込むフォン。
苦しげに血を吐きながら、ヤンミョンは言います。
「お前の腕に抱かれるのは、実にいい。」
「一体なぜ…。」と男泣きのジェウン。

「この頃は、放蕩も閑良なふりをすることにもうんざりで、何も面白くなかったのだ。
ひとつ残念なのは、ヨムの顔が見られなかったことだ。」
声を殺して泣くフォンを見つめるヤンミョン。
「このようなことで、なぜ龍涙を流されるのですか?泣かないでください。私は大丈夫です。」
名簿を取り出し、フォンに渡すヤンミョン。
「王命をいただいた逆謀者たちの名簿です。」
「わかりました。わかりましたから、もう動かないでください。すぐ御医が来ます。ですから…。」
「一時、すべてを持つ殿下を恨みました。それで、殿下の席を奪うことも考えました。
ですが、王の座と交換するには、友と弟はあまりにも大切でした。どうか強い君主になってください。
そして、子供たちとこの国の民を守ってください。私はあの世で殿下をお守りします。」
そして、心の中で先王に語りかけるヤンミョン。
『アバママ、私はあなたの息子としてそちらに向かいます。
そちらでは、アバママも王ではなく父親として、私に向かって笑ってくださいますか?
たった一人残される哀れな私のオモニ…。』

最後にヨヌを想いながら息絶えるヤンミョン…。
ヤンミョンの亡骸にすがるフォン。
「ヒョンニム、目を開けてください。私が命じたのは名簿だけです。死ねと命じた覚えはありません!
ヒョンニム、目を開けてください。王命です。王命に従わぬのですか?ヒョンニム!」

宮殿を出たヨヌの籠は、一軒の家の前に止まります。
駕籠を案内して来たのは、ギュテ…。
「追手を避け、敢えて回り道をしましたので、時間がかかってしまいましたが、
到着しましたので、もう外にお出になってください、アガシ。」
「ここはどこなんですか?」
「主上殿下が、アガシをこちらにお連れするよう命じられました。
お疲れでしょう。どうぞ中にお入りください。」
屋敷の中に入るヨヌ…、そこに現れたのは母シン氏…。
「ヨヌ!本当にヨヌなのか?」

「これは夢なの?それとも現実なの?どうして、こんなことが…。」
泣きながら抱き合う母と娘、そこにヨムが。

部屋に入っても涙が止まらないシン氏。
「前に、あの子を通してお前を見たわ。どんな罪を犯したのかはわからないけど、人に操られたのよ…。」
「後で話しましょう。今はお休みください。」
「いいえ、お前に会ったのに私がどうして眠ってなどいられるの。
私が寝ている間に、またお前がいなくなったら…。」
「そうはなりません。お許しもなく行ったりしません。」
「何があったのかは知らないが、この8年、私と一緒にいてくれたのは公主慈駕よ。
それが、お前の死に関わりがあったなんて…、私には信じられない。」
「オラボニから聞いたのですか?」
「大きな罪を犯したと聞いたわ。でも、今お腹に子を宿しているのに、どうしてひどい仕打ちなどできましょうか。」
ヨヌは、ヨムのところへ。
「オラボニ、本当に私に顔を見せてくださらないおつもりですか?
オラボニがご自分をお責めになるのなら、私は生きていることを後悔するしかありません。
私にそう考えて欲しいのですか?」
ようやく、振り返るヨム…。

「お前に対して、私はあまりにも大きな罪を犯してしまった…。」
「どうして私に罪を犯したなどと…。オラボニには何の罪もありません。」
「すべては私のせいだ。私のせいで…。」
「そんなことおっしゃらずに、ただ褒めてください。よく生きていたと…。」
ヨムはヨヌを抱きしめます。
「ヨヌ、ありがとう。生きていてくれて…。」
「私も感謝しています。こうして生きていてくださって…。」

扉のあく音に、「食べないと言ったであろう。ミン尚宮はどうして…。」と声を荒げるミンファ…。
しかしそこに立つヨヌに、思わず言葉を飲み込みます。
「どうして召し上がらないのですか?」
「どのような顔で食べると言うのだ…。」
「お腹のお子と一緒に死ぬおつもりですか?」
「私が死ねばいいのか?」
「いいえ、生きて欲しいのです。」
「嘘、そんなはずはない。そなたを殺そうとしたのだ。どうして生きて欲しいなどと…。」
「私を殺そうとしたとおっしゃいましたが、私は今こうして生きているではありませんか。
私が死ぬことを願ったことを恨みもしましたが、公主慈駕が生きていらっしゃるおかげで、
私の母は笑いを得、オラボニは子を授かることができたじゃありませんか。」
「どうしてそのようなことを…。いっそ私のこの場で死ねと声をあげればよいではないか。
本当の気持ちを申してみよ。それなら、私がひれ伏して許しを請うても…。」

「私の許しが必要ですか?はい、許して差し上げます。
あなたの代わりに苦しんでいる主上殿下とオラボニのために、
あなたの代わりに許しを請い、あなたの代わりに罪を償っているお二人のために、
喜んで許して差し上げます。ですから、生きてください。
生きて、直接許しを請い、直接罪を償い、贖罪してください。
主上殿下とオラボニでなく、あなたが直接…。」
ヨヌに促されるまま、食事を始めるミンファ…。
「生きていてくれて、生きていてくれてありがとう。」
「どうか、私にも同じことが言えるようにしてください。」

横たわるヤンミョンに声をかけるパク氏。
「ヤンミョン君、どうか目を開けてください。いたずらは止めて、目を開けてください。
誰が嘘をついたのだ?この笑みが見えぬのか?まだ生きているのだ。
ヤンミョン君、目を開けてください。おふざけはお止めください。この母が怖がるではありませんか。」
いたたまれずにその場を離れ外に出たジェウンは、そこに亡きヤンミョンの姿を見ます。
「おやおや、私に会いたかったのか?」
「こんなふうに逝かれて、それでよかったのですか?」
「よかったのだ。もう笑っているふりをしなくてもよいし、好きでもない酒を無理に飲まされずに済む。
それにもう、主上殿下の脅威ではなくなり、何よりあの子を永遠に自分の心に留めておけるのだ。」
「ひとつだけお聞きしてもよろしいですか?」
「何なりと…。」
「今でも私を友と思われますか?」
「友か…。友というのは、いつ聞いてもよい言葉だ。」
「お答えください。友としてここにいらしたのですか?」
「もちろん、今までもそうだったし、これから先もお前は私の友だ。」

目を見開いたまま息絶えたポギョン…。
フォンは、交泰殿に安置された彼女の遺体と対面し、その目を閉じてあげます。

交泰殿をあとにし、よろめくように歩いていたフォンは、そこに現れたヨヌの姿に、思わず泣き出します。
優しく彼の背中をさするヨヌ…。

そしてフォンは、新たな廷臣たちを前にします…。
「昨今の苦難のため、我が国は混乱に陥った。何よりもまず国民の不安を失くし、
事後処理に力を注ぎその取り組みを安定させ、国事を安定させなければならない。
また、今回の苦難により罪もなく犠牲となった彼らの血の重さを、私は決して忘れない。
徹底的に是非を正し、罪もなく投獄された者は放免し、
罪を犯した者には適切な代償を支払わせねばならぬ。」

「それゆえ、ミンファ公主は、8年前世子嬪の命を奪う呪術に加担した罪を問い、
その身分をはく奪し、奴婢刑を宣告する。刑の執行は、出産の後とする。
子を産み終えたらただちに追放し、官婢となることを命ずる。
ホ・ヨムは、大逆罪であるミンファ公主と夫婦の縁を結んだ罪を問い、이이 (離縁)を命ずる。
ここにウィビンを剥奪、下されたすべての財産を没収する。
品階は、国婚を上げる以前に降格し、宂官(용관:重要でない官職)として待機するものとする。
8年前、罪を犯した星宿庁チャン・ノギョンは、惨刑とすべきところだが、
世子嬪を救命しようとした状況を斟酌し、慰霊祭が済んだ時点でその処遇を論ずることとする。」
最後の儀式のために星宿庁に戻ったノギョンとチャンシル。
ノギョンについて行くというチャンシルに、
「お前はここに留まり、この場所を守るのだ。」

「ひとりでやるのは嫌です。ソルオンニもウォルオンニも会えないお方になりました。
ヤンミョンオラボニもこの世を去りました。神母さままでいなくなったら…。行かないでください。」
そして儀式を執り行うノギョン…。
『ソラ、大王大妃媽媽、中殿媽媽、ヤンミョン君大監、大堤学大監、皆私がお伴をいたします。
空よ、罪深いこの身の残りの人生を生贄として捧げますので、
どうかこの地のすべての魂と邪悪な気運を洗い流し、力をお与えください。
この地にある邪気をこの身に封じ込め去るはずですから、哀れな霊たちよ、
悔しさ恨めしさを解き放ち、安らかに眠ってください。
とうとう空には、希望を抱いたひとつの太陽と一つの月が残りました。
何としても地の皆に煌びやかな光が降り注ぎ、痛みを洗い出し、皆がしあわせになるよう祈ります。」

慰霊の儀式を終え、その場に倒れ息絶えるノギョン…。
傍に駆けより涙するチャンシル…。
こうして、フォンとヨヌの国婚が!

部屋での儀式の途中で、「もうよい。皆下がっておれ。」とフォン。
「申し訳ありませんが…。」と言い返す尚宮に、「下がれと申しておるのだ!」とフォン。
「それでは、龍袍を…。」とフォンの衣服に手を伸ばす尚宮。
「どこに触ろうとしているのだ?まだ中殿すら触れていないのだぞ。
あとは中殿にやってもらうから、すぐに下がれ。」
部屋を出て行く尚宮たち…。
「皆出て行ったから、もう顔を上げよ。」
愛おしそうにヨヌを見つめ、ため息をつくフォン。そして彼は、ヨヌを自分の方に引き寄せます。
「誰なのだ?そなたは…。申してみよ、そなたの正体は何なのだ?」
「私は、殿下の女人であり、この国の国母、ホ・ヨヌでございます。」
そして時が流れ、走り回る王子たちを見つめるヨヌとヨム…。

「オラボニ…。ミンファ公主さまが兔賎をお受けになりました。
罪のすべてを償ったと、殿下がお許しになったのです。
傍に仕えていたミン尚宮さえ、すでに亡くなったのです。
もし私にすまないと思っていらっしゃるのなら、もうその必要はありません。」
「そうではありません。」
「何よりも、幼い子には母親が必要なのではありませんか?」
泣き出した王子の傍に、「大丈夫ですか?」と駆け寄るヨヌ…。
「はい、オマママ。」
「私たちの王子さまは、いつも元気ですね。」

そんな二人の様子をじっと見つめるミンファとヨムの息子。
そこにフォンが現れます。
運に、剣術の稽古をせがむ王子。
「お前は、父の私より運のほうが好きなのか…。」
ジェウンは、そのまま王子を連れて立ち去ります。
王子と一緒に行かずそこに残ったミンファの息子は、「武術より書物のほうが好きです!」と。
「どうしてこれほど父親の師匠に似ているのだ…。」と言うフォンに、
「私にできるのは、書物を読むことくらいで…。」とヨム。
「それに比べて、王子は陽気な性格でまるでヤンミョンヒョンニムのようではありませんか。」
「兄弟は似ているもので、殿下にも似ていらっしゃいます。」
宮殿を出たヨムは、息子に訊ねます。
「オモニが恋しいか?」
「それはどういうことでございますか?」
「さっき、中殿媽媽と王子さまを羨ましそうに見ていたではないか。
アボジの見間違いか?構わぬから、正直に答えなさい。」
下を向く息子…。
偶然そこを通りかかるチャンシル…。
「中殿媽媽のお兄さまでいらっしゃいますか?」
「その通りだが…。」
「ひょっとして、ソルオンニをご存じですか?」
「そなたがどうしてソルのことを!?!」

「ソルオンニはいつも同じことを聞いてくるのです。幸せですか?若旦那さまは幸せですか?
幸せにならなきゃって…。ずっとそれを繰り返すのです。幸せですか?」
交泰殿、向かい合って座るフォンとヨヌ…。
「ミンファ公主の兔賎をお許しくださって、ありがとうございます。」
「そなたが礼を言うことではない。」
「何度も断っていらしたのに、私がお願いをし続けたこと…。ひょっとしてご不満なのですか?」
「それが私とそなたのオラボニに会えるようにするためだとわかっている。
それをどうして怒ったりなど…。私が礼を言うべきことだ。」
「殿下!」
「申してみよ。」
「実は、ここにあるものを隠しているのです。感謝の気持ちとしての贈り物を…。」
「贈り物…。」と、慌てた様子で立ち上がり、「行かなくては…。」とフォン。
「ですが、ここで上訴を読むのでは!?!」
「あぁ、そうだった。」とまた座るフォンですが、やはり康寧殿に戻ると…。
結局、「休んでくれ、中殿!」とフォンは、部屋を出て行きます。
フォンの行動を訝しがり、「まさか、康寧殿に女人を隠しているのでは?」と女官たち…。
康寧殿に戻ったフォンは、「準備はいいか?」と。
奥の部屋から、「はい。」と女の声。
そして現れたのは、カヤグムの名人…、そしてフォンは、カヤグムの稽古を始めます。
「中殿の誕生日まであまり時間がないから、中殿に私の腕前を見せるために、しっかりと教えてくれ。」
「最善を尽くさせていただきます。」
「私は覚えが早いから、それほど問題はないはずだ。」

真剣に稽古を続けるものの、うまくいかずに癇癪を起こすフォン…。
「一体この楽器はどうなっているのだ?ただちに別のものを持ってまいれ!」
「それでは、私が調べてみます。」とそのカヤグムを弾き始めたヒョンソンは、
素晴らしい音色を披露すると、「特に問題はありません。」と…。
「いつカヤグムを覚えたのだ?」
「習ったことはありませんが、主上殿下がお稽古なさっているのを見ていて、肩越しに見て覚え、
退屈しのぎにちょっと練習してみただけでございます。」

「退屈しのぎ…。あっちを向いていろ。」
息子と歩きながら人の気配に振り向くヨム…。
それは、二人の様子をそっと物陰から見つめるミンファ公主でした。
そして、歩き出したミンファの前に、その二人が立っています。
「殿下が奴婢の身分を解放してくださいましたが、行くところがないんです。
最後に一度だけ会いたくて…。とても会いたくて…。遠くからちょっとだけ見て行くつもりでした。」
「オモニ?」と息子。
「もう戻って来たりしません。こっそり見たりもしません。ですが、一度だけ許して下さい。」
そう言って歩き出したミンファを、後ろから抱きしめるヨム。
「私を、お許しにならないのだと思っておりました。」
「許さないつもりでした。そうすることで自分自身を罰しながら、許さないつもりでした。
ですが、これからは幸せになろうと思います。私たちのウィのためにも、
死んでも他人の幸せを望んでいる哀れな者のためにも…。」

執務室でもカヤグムの稽古に余念のないフォン、それを見つめるギュテ…。
「命令は遂行したのか?」
「はい。中殿媽媽のご希望どおり、媽媽の誕生日の儀式を中止する代わりに、
活人署に資金を送りました。」
「そうか、ご苦労だった。」
「活人署の様子はどうなのだ?」
「はい、中殿媽媽を見習って、他の貴族たちも活人署への…。
殿下、殿下!ひょっとして何かお気に召さないことでも…。」
「あぁ、何でもない。」
交泰殿、考え事をするヨヌ…。そこに尚宮が。
「媽媽。主上殿下から、陰月閣に来るようにとの王命でございます。」
陰月閣に向かうヨヌ、そこにはカヤグムを前にフォンが待っています。
「誕生日おめでとう。それで、中殿媽媽のためだけに演奏を用意した。
十分な実力ではないが、楽しんでくれ。」
そして、演奏を始めるフォンですが、途中で弦が切れて…。
慌てて彼の傍に駆け寄るヨヌ。
しかし、カヤグムの演奏は続きます…。

「私にだけ集中してくれ、私にだけ…。贈り物をしようとしたが、失望しただろう?」
「いいえ、面白かったです。」

「面白いからと準備した贈り物ではなかったのだが…。では、他のものにしよう。」
「ひょっとして、屋根から花びらが落ちてくるのですか?」
「もう屋根に上るには、ヒョンソンは年を取り過ぎた。」
「ひょっとして、空に花火が上がるとか?」
「女人の心を掴むために、国庫を浪費するわけにはいかぬ。
代わりに、よいものを与えよう。」
そう言って、ヨヌに口づけをするフォン、何も知らずカヤグムを弾き続けるヒョンソン…。

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いずれにしても、キム・スヒョンくんや助演の素晴らしい演技に魅せられて、
20話それなりに楽しむことができました(^^)
ただ、振り返ってみて、これが最高の史劇か?と聞かれたら返事に困るところ…(・・;)
中盤の進行がスローだったこと、ヒロインのハン・ガインの魅力が結局わからなかったこと、
子役時代のインパクトが強すぎたことなど、いろいろ思いつきますが、
あくまでもそれは私個人の好みの問題で、数字を見れば素晴らしいドラマだったのでしょうね^^。
ヒョンソン役のチョン・ウンピョには最後まで楽しませてもらいました。
子役のキム・ユジョンちゃん、ヨ・ジングくん、そして主役のキム・スヒョンくんは熱演でした。
これからも大いに期待できそうです(^^)
さて、最後のあらすじです。
字幕抜けが多かったので、最後なのに妄想全開あらすじとなりました(´;ω;`)
最終話あらすじ!
講武当日、 宗親と大臣たちを従え宗廟に向け出発するフォン。
しかし、そこにはデヒョンらの命を受けた兵が。
反乱軍の先頭に立ち、フォンに剣を向けるヤンミョン…。
それをじっと見つめるデヒョン…。

<回想シーン>--------------------------------------------------------------
デヒョンはヤンミョンに言います。
「主上の首を大監に差し上げましょう。」
「そなたは、私に主上を殺せと言っているのか?」
「軍士たちの士気を高めるためにも、決意を我々に示していただく必要があります。」
「私の剣を兄弟の血に染めれば、私を王と認めると言うのか?」
「元々朝鮮という国は、姻戚の血の上に築かれた国ではありませんか。」
「私の決意を確認するちょうどよい機会だと…。悪くない考えだ。喜んで引き受けよう。」

----------------------------------------------------------------------------
デヒョンは、叫びます。
「殺すのだ!周の国が天命を賜り、殷の王を退けたように、
我々も天の命を受け、非道な王を廃位するのだ!早く王の首を討つのです。」
睨みあうフォンとヤンミョン…。
<回想シーン>--------------------------------------------------------------
「何を躊躇っているのですか?早く私を殺して下さい。」と言うフォンに、剣を下ろすヤンミョン。
「今日、機会を逃したのはヒョンニムです。ですから次の機会を探さないでください。」

「いや、もう一度私に機会はあるはずです。まさに逆謀の現場で…。
逆謀のときが訪れたとき、私がどう行動するか、それを事前に試したいとは思いませんか?
お話し下さい。殿下は何を計画していらっしゃるのですか?」
----------------------------------------------------------------------------
「何を躊躇っているのですか?大監!天命に逆らう暴君です。断罪の意味で首を!」とデヒョンの声。

しかしヤンミョンは、突然フォンから剣を外し、反乱軍に向かって行きます。
<回想シーン>--------------------------------------------------------------
フォンとヤンミョン…。
「私は、狩りをするつもりなのです。あの子の死に至らしめた者、その死を利用して欲を満たした者、
罪のない命を犠牲にさせた者、この国と国の民より自分の利益を優先する朝廷官僚、
そのすべての者を一網打尽にするつもりなのです。」
「ただ黙って見ている彼らではありません。」
「わかっています。私が断罪を放棄しなければ、彼らは反逆を謀るでしょう。
そしてヒョンニムを訪ねて行くはずです。」
「それで、私は何をすればよろしいのですか?」
「彼らの名前が書かれた名簿が必要です。
彼らを排除しない限り、ヨヌは一生危険の中で生きなければなりません。
そして、この国は亡国の道を進むようになるでしょう。」
「どうして私を信じ、そのような危うい発言を繰り返すのですか?」
「私はたった今、ヒョンニムに命をかけました。」
「逆謀は違います。」
「もちろん、選択はヒョンニムがなさることです。」
----------------------------------------------------------------------------
階段を駆け上がるフォン、ヤンミョン、現れた軍士たちが二人を守ります。

逆に包囲されるデヒョン一派…。
太鼓の音と共に、さらにフォンを守る兵士が駆けこんで来ます。
「これから狩りを始める!」というフォンの声に、デヒョンたちに襲いかかる兵士たち…。
ヤンミョン、ジェウンもそれに加わります。

負けじと声をあげるデヒョン…。
「王とヤンミョンの命を奪った者は、反正功臣となるのだ!」
逆謀をポギョンに知らせにかけ込むチョン尚宮…しかし、ポギョンの姿はなく…。
ぼんやりと宮殿の外を歩くポギョン。

『殿下、お父さま、血が見たいのですか?
お二人のどちらが勝者になるのかはわかりませんが、私が廃妃となることだけは間違いないでしょう。
殿下に初めてお会いしたその日から、私の願いはただひとつ、殿下の聖心だけでした。
だから、私は最後まで中殿として、殿下の女人として死んでいきます。」
死闘を繰り広げるデヒョン、そしてヤンミョン、ジェウン…。
「ヤンミョンを斬り、名簿を取り返すのだ!」とデヒョン。
「名簿は私の懐にある。私を殺してから、持って行くがよい。」とヤンミョン。

次々に倒れる反乱軍…、そして一人残ったデヒョンに、矢を射るフォン…。

それでも立ち上がり剣を持つデヒョンに、ヤンミョンが止めを刺します。
笑みを交わすフォンとヤンミョン。
そのとき、ヤンミョンの後ろに一人の男が…。
「ヒョンニム!」と叫ぶフォン…。
その声に、男を振り返り何かを感じたようにフォンのほうに向きなおるヤンミョン。
『殿下、私の愚かな選択をなにとぞお許しください。空に太陽はただひとつ…。
これ以上私のことで混乱がないようにいたします。』

ヤンミョンは、槍を持つ男のほうを向くと剣を下に落とします。
ヤンミョンの身体に突き刺さる槍…。
空を見上げるノギョンとチャンシル…。
二人は、二つの太陽が一つになる瞬間を目撃します。

「オラボニ…。」とチャンシル…。
ヤンミョンの傍に座り込むフォン。
苦しげに血を吐きながら、ヤンミョンは言います。
「お前の腕に抱かれるのは、実にいい。」
「一体なぜ…。」と男泣きのジェウン。

「この頃は、放蕩も閑良なふりをすることにもうんざりで、何も面白くなかったのだ。
ひとつ残念なのは、ヨムの顔が見られなかったことだ。」
声を殺して泣くフォンを見つめるヤンミョン。
「このようなことで、なぜ龍涙を流されるのですか?泣かないでください。私は大丈夫です。」
名簿を取り出し、フォンに渡すヤンミョン。
「王命をいただいた逆謀者たちの名簿です。」
「わかりました。わかりましたから、もう動かないでください。すぐ御医が来ます。ですから…。」
「一時、すべてを持つ殿下を恨みました。それで、殿下の席を奪うことも考えました。
ですが、王の座と交換するには、友と弟はあまりにも大切でした。どうか強い君主になってください。
そして、子供たちとこの国の民を守ってください。私はあの世で殿下をお守りします。」
そして、心の中で先王に語りかけるヤンミョン。
『アバママ、私はあなたの息子としてそちらに向かいます。
そちらでは、アバママも王ではなく父親として、私に向かって笑ってくださいますか?
たった一人残される哀れな私のオモニ…。』

最後にヨヌを想いながら息絶えるヤンミョン…。
ヤンミョンの亡骸にすがるフォン。
「ヒョンニム、目を開けてください。私が命じたのは名簿だけです。死ねと命じた覚えはありません!
ヒョンニム、目を開けてください。王命です。王命に従わぬのですか?ヒョンニム!」

宮殿を出たヨヌの籠は、一軒の家の前に止まります。
駕籠を案内して来たのは、ギュテ…。
「追手を避け、敢えて回り道をしましたので、時間がかかってしまいましたが、
到着しましたので、もう外にお出になってください、アガシ。」

「ここはどこなんですか?」
「主上殿下が、アガシをこちらにお連れするよう命じられました。
お疲れでしょう。どうぞ中にお入りください。」
屋敷の中に入るヨヌ…、そこに現れたのは母シン氏…。
「ヨヌ!本当にヨヌなのか?」

「これは夢なの?それとも現実なの?どうして、こんなことが…。」
泣きながら抱き合う母と娘、そこにヨムが。

部屋に入っても涙が止まらないシン氏。
「前に、あの子を通してお前を見たわ。どんな罪を犯したのかはわからないけど、人に操られたのよ…。」
「後で話しましょう。今はお休みください。」
「いいえ、お前に会ったのに私がどうして眠ってなどいられるの。
私が寝ている間に、またお前がいなくなったら…。」
「そうはなりません。お許しもなく行ったりしません。」
「何があったのかは知らないが、この8年、私と一緒にいてくれたのは公主慈駕よ。
それが、お前の死に関わりがあったなんて…、私には信じられない。」
「オラボニから聞いたのですか?」
「大きな罪を犯したと聞いたわ。でも、今お腹に子を宿しているのに、どうしてひどい仕打ちなどできましょうか。」
ヨヌは、ヨムのところへ。
「オラボニ、本当に私に顔を見せてくださらないおつもりですか?
オラボニがご自分をお責めになるのなら、私は生きていることを後悔するしかありません。
私にそう考えて欲しいのですか?」
ようやく、振り返るヨム…。

「お前に対して、私はあまりにも大きな罪を犯してしまった…。」
「どうして私に罪を犯したなどと…。オラボニには何の罪もありません。」
「すべては私のせいだ。私のせいで…。」
「そんなことおっしゃらずに、ただ褒めてください。よく生きていたと…。」
ヨムはヨヌを抱きしめます。
「ヨヌ、ありがとう。生きていてくれて…。」
「私も感謝しています。こうして生きていてくださって…。」

扉のあく音に、「食べないと言ったであろう。ミン尚宮はどうして…。」と声を荒げるミンファ…。
しかしそこに立つヨヌに、思わず言葉を飲み込みます。
「どうして召し上がらないのですか?」
「どのような顔で食べると言うのだ…。」
「お腹のお子と一緒に死ぬおつもりですか?」
「私が死ねばいいのか?」
「いいえ、生きて欲しいのです。」
「嘘、そんなはずはない。そなたを殺そうとしたのだ。どうして生きて欲しいなどと…。」
「私を殺そうとしたとおっしゃいましたが、私は今こうして生きているではありませんか。
私が死ぬことを願ったことを恨みもしましたが、公主慈駕が生きていらっしゃるおかげで、
私の母は笑いを得、オラボニは子を授かることができたじゃありませんか。」
「どうしてそのようなことを…。いっそ私のこの場で死ねと声をあげればよいではないか。
本当の気持ちを申してみよ。それなら、私がひれ伏して許しを請うても…。」

「私の許しが必要ですか?はい、許して差し上げます。
あなたの代わりに苦しんでいる主上殿下とオラボニのために、
あなたの代わりに許しを請い、あなたの代わりに罪を償っているお二人のために、
喜んで許して差し上げます。ですから、生きてください。
生きて、直接許しを請い、直接罪を償い、贖罪してください。
主上殿下とオラボニでなく、あなたが直接…。」
ヨヌに促されるまま、食事を始めるミンファ…。
「生きていてくれて、生きていてくれてありがとう。」
「どうか、私にも同じことが言えるようにしてください。」

横たわるヤンミョンに声をかけるパク氏。
「ヤンミョン君、どうか目を開けてください。いたずらは止めて、目を開けてください。
誰が嘘をついたのだ?この笑みが見えぬのか?まだ生きているのだ。
ヤンミョン君、目を開けてください。おふざけはお止めください。この母が怖がるではありませんか。」

いたたまれずにその場を離れ外に出たジェウンは、そこに亡きヤンミョンの姿を見ます。
「おやおや、私に会いたかったのか?」
「こんなふうに逝かれて、それでよかったのですか?」
「よかったのだ。もう笑っているふりをしなくてもよいし、好きでもない酒を無理に飲まされずに済む。
それにもう、主上殿下の脅威ではなくなり、何よりあの子を永遠に自分の心に留めておけるのだ。」
「ひとつだけお聞きしてもよろしいですか?」
「何なりと…。」
「今でも私を友と思われますか?」
「友か…。友というのは、いつ聞いてもよい言葉だ。」
「お答えください。友としてここにいらしたのですか?」
「もちろん、今までもそうだったし、これから先もお前は私の友だ。」

目を見開いたまま息絶えたポギョン…。
フォンは、交泰殿に安置された彼女の遺体と対面し、その目を閉じてあげます。

交泰殿をあとにし、よろめくように歩いていたフォンは、そこに現れたヨヌの姿に、思わず泣き出します。
優しく彼の背中をさするヨヌ…。

そしてフォンは、新たな廷臣たちを前にします…。
「昨今の苦難のため、我が国は混乱に陥った。何よりもまず国民の不安を失くし、
事後処理に力を注ぎその取り組みを安定させ、国事を安定させなければならない。
また、今回の苦難により罪もなく犠牲となった彼らの血の重さを、私は決して忘れない。
徹底的に是非を正し、罪もなく投獄された者は放免し、
罪を犯した者には適切な代償を支払わせねばならぬ。」

「それゆえ、ミンファ公主は、8年前世子嬪の命を奪う呪術に加担した罪を問い、
その身分をはく奪し、奴婢刑を宣告する。刑の執行は、出産の後とする。
子を産み終えたらただちに追放し、官婢となることを命ずる。
ホ・ヨムは、大逆罪であるミンファ公主と夫婦の縁を結んだ罪を問い、이이 (離縁)を命ずる。
ここにウィビンを剥奪、下されたすべての財産を没収する。
品階は、国婚を上げる以前に降格し、宂官(용관:重要でない官職)として待機するものとする。
8年前、罪を犯した星宿庁チャン・ノギョンは、惨刑とすべきところだが、
世子嬪を救命しようとした状況を斟酌し、慰霊祭が済んだ時点でその処遇を論ずることとする。」
最後の儀式のために星宿庁に戻ったノギョンとチャンシル。
ノギョンについて行くというチャンシルに、
「お前はここに留まり、この場所を守るのだ。」

「ひとりでやるのは嫌です。ソルオンニもウォルオンニも会えないお方になりました。
ヤンミョンオラボニもこの世を去りました。神母さままでいなくなったら…。行かないでください。」
そして儀式を執り行うノギョン…。
『ソラ、大王大妃媽媽、中殿媽媽、ヤンミョン君大監、大堤学大監、皆私がお伴をいたします。
空よ、罪深いこの身の残りの人生を生贄として捧げますので、
どうかこの地のすべての魂と邪悪な気運を洗い流し、力をお与えください。
この地にある邪気をこの身に封じ込め去るはずですから、哀れな霊たちよ、
悔しさ恨めしさを解き放ち、安らかに眠ってください。
とうとう空には、希望を抱いたひとつの太陽と一つの月が残りました。
何としても地の皆に煌びやかな光が降り注ぎ、痛みを洗い出し、皆がしあわせになるよう祈ります。」

慰霊の儀式を終え、その場に倒れ息絶えるノギョン…。
傍に駆けより涙するチャンシル…。
こうして、フォンとヨヌの国婚が!

部屋での儀式の途中で、「もうよい。皆下がっておれ。」とフォン。
「申し訳ありませんが…。」と言い返す尚宮に、「下がれと申しておるのだ!」とフォン。
「それでは、龍袍を…。」とフォンの衣服に手を伸ばす尚宮。

「どこに触ろうとしているのだ?まだ中殿すら触れていないのだぞ。
あとは中殿にやってもらうから、すぐに下がれ。」
部屋を出て行く尚宮たち…。
「皆出て行ったから、もう顔を上げよ。」
愛おしそうにヨヌを見つめ、ため息をつくフォン。そして彼は、ヨヌを自分の方に引き寄せます。

「誰なのだ?そなたは…。申してみよ、そなたの正体は何なのだ?」
「私は、殿下の女人であり、この国の国母、ホ・ヨヌでございます。」
そして時が流れ、走り回る王子たちを見つめるヨヌとヨム…。

「オラボニ…。ミンファ公主さまが兔賎をお受けになりました。
罪のすべてを償ったと、殿下がお許しになったのです。
傍に仕えていたミン尚宮さえ、すでに亡くなったのです。
もし私にすまないと思っていらっしゃるのなら、もうその必要はありません。」
「そうではありません。」
「何よりも、幼い子には母親が必要なのではありませんか?」
泣き出した王子の傍に、「大丈夫ですか?」と駆け寄るヨヌ…。
「はい、オマママ。」
「私たちの王子さまは、いつも元気ですね。」

そんな二人の様子をじっと見つめるミンファとヨムの息子。
そこにフォンが現れます。
運に、剣術の稽古をせがむ王子。
「お前は、父の私より運のほうが好きなのか…。」
ジェウンは、そのまま王子を連れて立ち去ります。
王子と一緒に行かずそこに残ったミンファの息子は、「武術より書物のほうが好きです!」と。
「どうしてこれほど父親の師匠に似ているのだ…。」と言うフォンに、
「私にできるのは、書物を読むことくらいで…。」とヨム。
「それに比べて、王子は陽気な性格でまるでヤンミョンヒョンニムのようではありませんか。」
「兄弟は似ているもので、殿下にも似ていらっしゃいます。」
宮殿を出たヨムは、息子に訊ねます。
「オモニが恋しいか?」
「それはどういうことでございますか?」
「さっき、中殿媽媽と王子さまを羨ましそうに見ていたではないか。
アボジの見間違いか?構わぬから、正直に答えなさい。」
下を向く息子…。
偶然そこを通りかかるチャンシル…。
「中殿媽媽のお兄さまでいらっしゃいますか?」
「その通りだが…。」
「ひょっとして、ソルオンニをご存じですか?」
「そなたがどうしてソルのことを!?!」

「ソルオンニはいつも同じことを聞いてくるのです。幸せですか?若旦那さまは幸せですか?
幸せにならなきゃって…。ずっとそれを繰り返すのです。幸せですか?」
交泰殿、向かい合って座るフォンとヨヌ…。
「ミンファ公主の兔賎をお許しくださって、ありがとうございます。」
「そなたが礼を言うことではない。」
「何度も断っていらしたのに、私がお願いをし続けたこと…。ひょっとしてご不満なのですか?」
「それが私とそなたのオラボニに会えるようにするためだとわかっている。
それをどうして怒ったりなど…。私が礼を言うべきことだ。」
「殿下!」
「申してみよ。」
「実は、ここにあるものを隠しているのです。感謝の気持ちとしての贈り物を…。」
「贈り物…。」と、慌てた様子で立ち上がり、「行かなくては…。」とフォン。

「ですが、ここで上訴を読むのでは!?!」
「あぁ、そうだった。」とまた座るフォンですが、やはり康寧殿に戻ると…。
結局、「休んでくれ、中殿!」とフォンは、部屋を出て行きます。
フォンの行動を訝しがり、「まさか、康寧殿に女人を隠しているのでは?」と女官たち…。
康寧殿に戻ったフォンは、「準備はいいか?」と。
奥の部屋から、「はい。」と女の声。
そして現れたのは、カヤグムの名人…、そしてフォンは、カヤグムの稽古を始めます。
「中殿の誕生日まであまり時間がないから、中殿に私の腕前を見せるために、しっかりと教えてくれ。」
「最善を尽くさせていただきます。」
「私は覚えが早いから、それほど問題はないはずだ。」

真剣に稽古を続けるものの、うまくいかずに癇癪を起こすフォン…。
「一体この楽器はどうなっているのだ?ただちに別のものを持ってまいれ!」
「それでは、私が調べてみます。」とそのカヤグムを弾き始めたヒョンソンは、
素晴らしい音色を披露すると、「特に問題はありません。」と…。
「いつカヤグムを覚えたのだ?」
「習ったことはありませんが、主上殿下がお稽古なさっているのを見ていて、肩越しに見て覚え、
退屈しのぎにちょっと練習してみただけでございます。」

「退屈しのぎ…。あっちを向いていろ。」
息子と歩きながら人の気配に振り向くヨム…。
それは、二人の様子をそっと物陰から見つめるミンファ公主でした。
そして、歩き出したミンファの前に、その二人が立っています。
「殿下が奴婢の身分を解放してくださいましたが、行くところがないんです。
最後に一度だけ会いたくて…。とても会いたくて…。遠くからちょっとだけ見て行くつもりでした。」
「オモニ?」と息子。
「もう戻って来たりしません。こっそり見たりもしません。ですが、一度だけ許して下さい。」
そう言って歩き出したミンファを、後ろから抱きしめるヨム。
「私を、お許しにならないのだと思っておりました。」
「許さないつもりでした。そうすることで自分自身を罰しながら、許さないつもりでした。
ですが、これからは幸せになろうと思います。私たちのウィのためにも、
死んでも他人の幸せを望んでいる哀れな者のためにも…。」

執務室でもカヤグムの稽古に余念のないフォン、それを見つめるギュテ…。
「命令は遂行したのか?」
「はい。中殿媽媽のご希望どおり、媽媽の誕生日の儀式を中止する代わりに、
活人署に資金を送りました。」
「そうか、ご苦労だった。」
「活人署の様子はどうなのだ?」
「はい、中殿媽媽を見習って、他の貴族たちも活人署への…。
殿下、殿下!ひょっとして何かお気に召さないことでも…。」

「あぁ、何でもない。」
交泰殿、考え事をするヨヌ…。そこに尚宮が。
「媽媽。主上殿下から、陰月閣に来るようにとの王命でございます。」
陰月閣に向かうヨヌ、そこにはカヤグムを前にフォンが待っています。

「誕生日おめでとう。それで、中殿媽媽のためだけに演奏を用意した。
十分な実力ではないが、楽しんでくれ。」
そして、演奏を始めるフォンですが、途中で弦が切れて…。
慌てて彼の傍に駆け寄るヨヌ。
しかし、カヤグムの演奏は続きます…。

「私にだけ集中してくれ、私にだけ…。贈り物をしようとしたが、失望しただろう?」
「いいえ、面白かったです。」

「面白いからと準備した贈り物ではなかったのだが…。では、他のものにしよう。」
「ひょっとして、屋根から花びらが落ちてくるのですか?」
「もう屋根に上るには、ヒョンソンは年を取り過ぎた。」
「ひょっとして、空に花火が上がるとか?」
「女人の心を掴むために、国庫を浪費するわけにはいかぬ。
代わりに、よいものを与えよう。」
そう言って、ヨヌに口づけをするフォン、何も知らずカヤグムを弾き続けるヒョンソン…。

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